ブログでは半年ぶりくらいに登場です、Taishiです。
半年ぶりのブログはまさかの映画レビューをします。私はその映画をトータルで2回見ました。1回目は10年ほど前に実家でDVDで見てます。2回目はこの前自分の家(ベトナム)でamazon primeで見ました。
なぜ今更10年以上前の映画を見たかというと、最近AI関連の本を読んでいまして、、
「AIが各種産業に利用されています」「人間の仕事を奪ってしまいます」「シンギュラリティが来る!!」
などなど、そんなような事が書いてるんですよね、どの本にも。未来の予想は難しいですが、悲観的にだけはなりたくないですね。
ある本にAIは遺伝子解析にも利用されていると書いてありました。「遺伝子解析ってクローン技術の事かな?」と思ったのですが、実際は再生医療についてでした。肩透かしをくらったので、調べてみるとクローンとAIは直接的なつながりはないようです。(そりゃそうだろ)
その時不意に、
「あれ、クローンの怖さを煽っている映画を前に見た気がする。。」
と何かを思い出しました。「クローン 映画 SF」でググったら出てきました。
そう今回紹介する映画は、
「アイランド」です。
みなさんこれ知ってますかね?
2005年制作のアメリカ映画で、マイケル・ベイ監督のSFアクションです。
内容を少しだけwikipediaから拝借してきますと、
「2019年。地球の大気は汚染され、生き残った人々は、徹底管理のゆき届いたハイテクなコロニーで暮らしていた。ここに暮らす全ての住人の夢は、唯一汚染を免れた自然豊かな美しい島「アイランド」に移住すること。しかし、誰でもアイランドへ行けるわけではなく、コロニーでは毎日抽選が行われ、運よく当選した人物だけがアイランド行きを許されるのだった。」
冒頭から何の説明もなく、いきなりこの世界から映画が始まります。映画を見ている側も明らかにおかしいと感じます。まぁクローンを扱った映画っていう時点でなんとなくは想像できますが。。ストーリーが進むに連れて、このコロニーが何のためにあるのか、このクローン達は何のために作られたのか、「アイランド」とは何なのかが分かっていきます。この映画のメッセージはクローン技術への警告ですね。人間のクローン再生が近未来にはモラルを越えて実現してしまう恐怖が描かれています。
ストーリーもシンプルで分かりやすく、ハリウッド映画らしいアクションシーン満載ですので、誰でも楽しめる映画だと思います。事実10年前は確か、リビングで親父がDVDでこの映画を見ていて、私は途中から見たはずです。それでも10年後に思い出せるくらい印象に残っています。
みなさんぜひ見てくださいね、、、
いや、これでブログ終わらないです。これだけだったらわざわざ書かないです。
なぜこの映画のレビューを書いたかというと、この映画の設定が2019年だからです。2005年制作の映画ですので、14年後の未来を予想して作られたわけですね。作中には予想された未来の描写が各所に散りばめられています。未来の描写はもちろんクローン技術の利用だけではありません。作中には当時の予想された「2019年」が描かれています。
そして、現代の私たちはその予想が正しかったのかの答えをほとんど知っているのです。
たとえばスマートフォン。作中ではスマートフォンは出てきませんでした。もっと凄いモバイルなのかというと、いや単なる携帯電話(多分NOKIA)でした。そうですね、当時はiPhoneもありませんでしたしね。まぁそれを接続をして情報探索とかしてましたが、スマホじゃない時点で未来感がなくなります。机をタッチパネルにして会議してたりもしました。あれは技術的に現代でも問題なくできるだろうと思います。現代との一番の乖離はインフラですかね。電車もバイク(?)も空を飛んでました。んー、それは2045年くらいですかね?肝心のクローン技術の利用はと言うと、どこかで実際に映画のような事が起きているのでしょうか?「クローンが逃げ出しました!」みたいなニュースはまだ聞いた事はないので、ないと願っています。
こうやって、当時の予想された未来の正誤判定をしながら見るっていうのが、「今」だからできるこの映画の楽しみ方の1つでもあると思います。10年ちょっとの未来でさえ全然予想なんてできないんですね。まさか私も2回目の視聴をベトナムでamazon primeで見るとは思ってもいなかったです。次の10年がなんだか楽しみになります。。
という事で、みなさんぜひ見てくださいね。